リザードンHR争奪戦備忘録&挨拶

こんばんは、zagaです。

普段はポケカのスタンダードレギュレーションをメインに活動しています。

たとえ今後触れないレギュレーションでも自分の思考を言語化しておくことは大事だとおばあちゃんに教わったので、リザードンSRを取ったことを期にブログを書くことにしました。

ぐちゃぐちゃな頭の中を文字に落とし込んでいるので矛盾があったり場面がわかりにくいところがあったりするかもしれませんが、ご容赦ください。

完全に自己満足なブログになりますが、これからシールド戦に参加する人の助けになれば幸いです。

では、内容に移っていきます。



1.出てきたカード

今回のシールド戦で、10パックの中から出てきたカードはこちらです。
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SRとARが箱を分けた人の方に行ったので普通に戦うことを余儀なくされました。ちなみにARはジラーチで、その人もリザードンSRを取っていました。ずるいですね。

電気と鋼は引きたかったものが全てあるので軸にしていきたかったのですが、セキタンザンザルードという引きをしてしまったためにメインで入れることができず悲しくなりました。

闘と草は非レアのアタッカーが貧弱なため、今回の引きはかなりアタッカー不足に陥る予感がしますね。

トレーナーズについては出てきたカードをメダル以外全て採用するので特に言うことはないのですが、ポケモンいれかえがないとタンザンを動かしにくいため若干不安。

エネ周りアロマ草がないためダダリンを採用したくないことぐらいで、セキタンザンにつけたいストーン闘を引けているので嬉しいです。

2.作成したデッキ

パックを開封している間は、なんとなく以下のようなデッキになるだろうなと予想していました。
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しかし、この構築ではアタッカーの質、たねポケモンの枚数共に不十分でした。非Vのツインエネルギーへの依存度が高く、ライボルトに至ってはアタッカーですらありません。

非Vに頼ることができない引きのため、Vで戦っていくしかない状況でした。Vポケモンを確実に場に出すことを意識した結果、ダンバルマギアナ、そしてダンバルとアタッカーの繋ぎになるようにディアルガを採用しました。

エネルギーを三色にすることは非常に抵抗がありましたが、そもそも種切れしては勝負にならないこと、闘や草の非VのアタッカーにVやVMAXと渡り合えるカードがないことから、ダンバル周りの採用を決行しました。

その結果出来上がったのが以下のレシピになります。
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いろいろ言いたいことがあるとは思いますが、その前に採用したかった&ギリギリ採用したカード群を。

ジガルデ
HP150という非Vたねで唯一130を耐える偉いポケモン。ただしツツケラやキッスに対して上技が通らないこと、条件未達成の下技が効率が悪いことから問答無用で採用できるわけではないです。今回はめちゃめちゃ迷った末、こいつに張る闘エネはないことから不採用にしました。ただ、今回のデッキは最初ダンバルを使っていくのでサイドを先行されやすく、その点では噛み合いがあったとも言えそうです。

ガラルマッギョ
草抵抗のおかげでザルードやメガヤンマに対してやたら強い。ツインを張れないとこいつに3ターン手張りすることになり、このデッキでは裏のVにエネルギーを回したいのと枠の関係で没になりましたが、セキタンザンが草弱点のため正直採用し得だったと感じました。入れるならたぶんケララッパをここに回します。

ライボルト
サポートが少ないデッキのお供。雷軸ではほとんどの場合採用し、雷エネがない場合でも採用を検討できます。今回はただでさえ少ないアタッカーorエネを押し退けてまで入るカードではありませんでした。

フォレトス
VMAXとハガネール絶対倒すマン(ウーマンかもしれない)かと思いきや、上技が120あるために非エクも低リスクで倒せてしまう偉いポケモン
こいつに張る鋼エネルギーが構築段階で足りず、セキタンザンを使っているにも関わらず手張り最低3回を自爆するポケモンに張らなくてはいけない点で噛み合いが悪く不採用です。

ケララッパ2枚目
一回使ったら2枚目が確実に不要になりますが、それを差し引いてもセキタンザンザルードの重たい要求を早期に満たしてもらわないと困るため、確実にゲームで一回使うために2枚採用しました。後述しますが、一日を通して突撃ラッパで1枚もエネがつかなかったので1枚で良かったです()

トルネロス
マッギョやジガルデとエネや打点の効率が似てるポケモン。この引きでのまともな非Vアタッカーかつ、逃げエネと上技の要求エネの軽さからVを後ろで育てながら30点ずつ刻むことができるため、他を押し退けて採用しました。

次のように思われる方もいるでしょう。

「たねポケモンが増えてないやん」

はい、その通りです。
これは本当にあった怖い話なんですけれど、自分は上記の構築のたねポケモンの数をなぜか10枚入っていると勘違いしていたんですね。
これからシールド戦に出る皆さんは、このようなことがないように数を数える練習をしましょう。

それはそうとこのデッキ、いくつか欠陥があります。

まず一つは闘エネルギーの枚数が足りないことです。

セキタンザンVMAXは3つもの闘エネルギーを要求するため、ふんかだんで当てたいということも考えてデッキに9~10枚ほどの闘エネルギーを入れておきたいポケモンです。
それなのにこのデッキはストーン闘も含めて7枚。勝つ気があるのかと言われても文句は言えません。
これに関しては、鋼及び草エネルギーを最低各6枚ずつ入れないとダンバルやザルードが動かないだろうという考えからやむなくこの枚数に落ち着いたという感じです。たね周りの安定性を上げるためにエネ周りの安定性落としてるの意味わからないですね。
デッキを組んだあとの一人回しでは、セキタンザンに闘エネがつかないこともなかったため、この枚数で強行しました。
勝ちたい人は素直に闘エネを9枚入れましょう。

二つ目は、VMAXに弱いことです。

シールド戦は言わずもがなVMAX主体のゲーム展開になります。相手のVMAXに対してこちらもVMAXで対抗できれば良いのですが、そう上手くいくとは限りません。
そのため、VMAXに対して大きなダメージを与えることのできる非Vポケモンは積極的に採用していきたいポケモンです。具体的にはフォレトスデンチュラトゲキッスに対してのゼラオラ、セキタンザンに対してのメガヤンマなどですね。
ゼラオラメガヤンマは逃げ0、フォレトスは上技の対非V性能、デンチュラはしびればりでの遅延などそれぞれ強みがありますが、これらのポケモンを採用できなかった(しなかった)以上、VMAXにはVMAXで立ち向かうしかなく、相手に先に準備をされると敗色濃厚です。ポケモンいれかえがなくセキタンザンを安易にベンチに下げられないのも弱いです。

三つ目は、たねポケモンの少なさです。

アタッカーが十分量立つかどうかがダンバル(+鋼エネ)の引きに依存しているのは大変よろしくありません。ダンバルで持ってきたいVポケモンでスタートするのも、相手の非Vによって消耗してしまうので望ましくありません。

絶好調を100とするなら40‥いや35のデッキですね
それでもこの引きの中ではギリギリ戦えるものが組めたと思っていますが、こっちの方が強いに決まってるやんという案がありましたらコメントでお願いします。

3.各試合内容(常態になります)

書き終わって眺めたらめちゃめちゃ長かったので興味ない人は読み飛ばしてください

一回戦目(セキタンザンハガネール、後攻)
互いにダンバルスタートしディアルガを手から出してダンバルに手張り。
後攻だったため先になかまをよぶでセキタンザンザルードを着地させる。
向こうはセキタンザンを手から出してディアルガに手張りし、なかまをよぶでツツケラヤンヤンマを出す。
こちらは温存していたポプラを使い1表でセキタンザンをVMAXにし、セキタンザンに闘エネを張りながら暇なのでなかまをよび、マギアナをベンチに。(ここでベンチが埋まるが、ツツケラがサイドに落ちているので問題なし)
向こうはヤンヤンマにツイン手張りをして番を返す。
こちらは(ふんかだん当てれば勝てるやん)という頭の悪いことを考えていたため、ダンバルに鋼エネを張りセキタンザンに逃げてふんかだんをするも、おとなのおねえさんで外す。
向こうは突撃ラッパ+手張りでセキタンザンに2枚闘エネをつけ、番を返す。
こちらはセキタンザンに闘エネを張りながらふんかだんをするも、オニオンをめくり、ダンバルを倒してサイドを一枚とる。
向こうはヤンヤンマを前にして、オニオン+スーパーボールでセキタンザンVMAXを乗せる。ヤンヤンマに鋼エネを手張り(?)それを切って逃げ、セキタンザンを前に出してふんかだんをするも外す。
こちらは裏のザルードに草エネを張りながらふんかだんで草エネを当てて削る。
この段階でこちらの手札には闘エネがなく次のターンのキョダイガンセキが確定していなかったが、いれかえを探しにいったであろう相手のマリィによって闘エネを手にして勝ち。

二回戦目(キッスハガネール+電気、先攻)
向こうキッススタート、こちらダンバルスタート
ディアルガを出してダンバルに手張りし番を終える。
向こうはキッスに手張りししろきかぜ。
この時点で上タンザンを握っていたためウキウキしながらディアルガに手張りしなかまをよぶでセキタンザンとザルードを置く。
向こうはおもむろに上キッスを乗せ手張りダイグライドでダンバルを倒しサイドを取られる。
泡を吹き掛けたがなんとか上タンザンを乗せ、マリィを引いたが温存し、タンザンにストーン闘を張りながらクロックバックでタンザンに一枚加速。
向こうはヤンヤンマを出してツインを張りながらダイグライド。
ほぼメガヤンマを立てられることが確定したため、キッスをジャングルライズからのキョダイガンセキで倒さなくてはいけなくなる。手札にエネが溢れており下手にマリィを使えなかったためザルードに草手張りをして番を返す。
向こうはメガヤンマを乗せ、ガラルマッギョを置き、メガヤンマに手張りをしてダイグライドでディアルガを倒してサイドを取る。
こちらはジムトレーナーでエネを抱え、ツツケラを出しながら手張りジャングルライズでセキタンザンに闘二枚つけて完成させる。
向こうはモーモーチーズはないようで、ガラルマッギョに手張りしてガラルマッギョに逃げて番を返す。
こちらはポケモンキャッチャー裏からのマリィでマギアナを置きながらマギアナに闘鋼を付けつつジャングルライズ。
向こうはポケモンいれかえから手張りなしのキッスダイグライド。
こちらはザルードに手張りから逃げてキョダイガンセキでキッスを倒してサイドを三枚取る。
向こうはメガヤンマを出してポケモンキャッチャーを使うが裏だったため、投了。

三回戦目(セキタンザンザルード、先攻)
こちらトルネロススタート、向こうは前ビードルの後ろタンザン(SR)ツツケラ
手札がエネとマリィしかなかったため前に手張りし番を返す。
向こうはビードルに手張りし、むしのよかんでザルード+ゲノセクトをサーチ。
こちらは後ろを引いてそこに手張りたい気持ちがあったので、手張らずマリィで一度流すと、ツインを引いたため張ってエアスラッシュビードルを倒す。とても上振れ。
向こうはツツケラを前にし、ガラルマッギョを出してセキタンザンに手張り。
こちら上からマギアナを引き、マギアナ置きからの手張りエアスラッシュツツケラを落とす。
向こうはガラルマッギョを前にし、セキタンザンに手張りをしながらマッギョにゴツメで番を返す。
そのままエアスラッシュするとゴツメ+はんげき+やきこがすで落ちてしまうため、引いたセキタンザンをたてながらマギアナに手張りし逃げてオーバーホールで体勢を整えにいく。
向こうはガラルマッギョに手張りし番を返す。
こちらはセキタンザンに手張りしながらツツケラを出してオーバーホール。
向こう同じくマッギョに手張り。
こちらはケララッパを重ねるも一枚も付かず、セキタンザンに手張りをして、オーバーホール。
向こうはガラルマッギョに手張りをしてはさんでしめるでマギアナを倒す。
こちらは4エネついたタンザンを用意すればいいと思っていたため、ケララッパを前にしてセキタンザンに手張りし番を終える。
向こうはセキタンザンに手張りしはさんでしめるでケララッパを落とす。
こちらセキタンザン前にし手張りキョダイガンセキでサイドを取る。この段階で三勝は自分以外いないことがわかっていたため、決勝進出がほぼ確定する。
向こうはセキタンザンの上が乗らず、投了。

決勝ラウンド一回戦目(マホイップザルード、後攻)
こちらのマリガンを挟んだのち、こちらセキタンザンスタート、向こうヤンヤンマスタート。
向こうはツツケララクライを出してヤンヤンマに超エネを張り番を返す。
こちらはおとなのおねえさんで引き、ツツケラディアルガを出してセキタンザンに手張りし番を返す。
向こうはメガヤンマを乗せ、マッギョを出しメガヤンマにツインを張りとんぼ返りで後ろに退かず。
こちらはスーパーボールでザルードを回収し、草エネがなかったためディアルガに鋼を張り番を返す。
向こうはライボルトハイスピード、オニオンからヤンヤンマに手張りとゴツメを張りカッターウインドでセキタンザンを倒しサイド二枚を取る。
ディアルガを前にして、ディアルガに鋼を張り番を返す。
向こうはマッギョに手張り、カッターウインド。
こちら手張りではかいのせんこうでメガヤンマを倒す。
向こうはライボルト前、ジムトレーナーからツツケラ二体目を出し、ツツケラに手張りし逃げてつつくでディアルガを倒す。
こちらはザルードを前にし、ポプラ2表からケララッパと草エネを持ってくるも、ケララッパ一枚も付かず、ザルードに手張りして番を返す。
向こうはタマタマをベンチに出し、タマタマに手張りしてつつく。
こちらはザルード草手張りからジャングルライズで倒してケララッパに闘一枚加速。
向こうはタマタマ前にし、マホイップVを立ててそこに超手張り、ナッシー進化しどたまわりでジャングルライズ指定。
こちらはケララッパにツイン手張りながらしばりつける。
向こうはマホイップに超手張りし、マホイップVMAXを乗せてどたまわりでジャングルライズを止める。
こちらはこの段階で勝ち筋がマホイップをキャッチャーで呼びながらドテカバシでエネを割るしかなくなったため、ナッシーを倒してはいけない。マギアナ出し、鋼エネがないため草をマギアナに張りしばりつける。
向こうはマッギョにエネを手張りどたまわり。
こちらザルードに手張り終了。
向こうはナッシーに手張りどたまわり。
こちらなにもせず終了。
向こうナッシーに手張りしてソーラービームでザルードを倒しサイドを取りきる。

結果:決勝ラウンド一回戦目敗退



4.フィードバック
試合中の引きは、かなり良かったように思えます。
終戦以外はしっかりとザルード及びセキタンザンをゲームに絡めることができたため、結果的にはダンバルを採用して良かったのかもしれません。

プレイングとしては、一回戦目以外は怪しいところはありませんでした。気持ちが逸っていたために安易にセキタンザンを前に出してしまったことに関しても、お互いにゆっくりした場合に向こうにメガヤンマを作られて不利になることを加味すれば悪くはないプレイングだったと言えるかもしれません。

シールド戦で学んだこととしては、クイボデデンネは偉大だということと、運ゲーをプレイングで自分に有利なように運ぶ方法ですね。

一ヶ月ほど練習してきたので、本当はHRを取る気満々だったのですが、引きと土壇場の構築が原因でHRを逃してしまいました。
ですが、一つの目標であったリザードンSRを取れたこと、練習がある程度までは結果に反映されたことはとても喜ばしいことです。
引きによって試合展開が大きく左右されるゲームは、その場でのプランの組み立てが重要であり、そこを逐一考えるのがとても面白いレギュレーションでした。

通常の構築戦では試合が始まる前からある程度プランを決めて戦っていくため、その場その場でのプランの組み立てをするというのは新鮮で、いい刺激になったと感じています。

最後に、ここまで読んでくださった方々、練習に付き合ってくれた方々、ありがとうございました。
不完全燃焼な結果ではありますが、自らのシールド戦が終わったあとも練習に付き合ってくれた方々にある程度報いることができたのかなと思います。
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終わり